職場の労働衛生基準の改正
皆さん、こんにちはあるいはこんばんは。
私はマンガもアニメもよく見ます。
さて、2021年12月1日、「事務所衛生基準規則及び
労働安全規則の一部を改正する省令」が公布され、
2022年4月1日からは温度基準も見直しがなされました。
簡単にご報告させて頂けたらと思います。
① 照度基準
② 温度基準
③ 便所の設置基準
が主な変更点です。
① 照度基準
事務所の作業面での照度基準が、3区分
(70ルクス以上、150ルクス以上、300ルクス以上)
から 2区分
(150ルクス以上、300ルクス以上)
に変更しました。
一般的な事務作業は300ルクス以上、
付随的な事務作業(資料の袋詰め等、事務作業の
うち、文字を読み込んだり資料を細かく識別したりする必要のないものが該当します)は150ルクス以上
となりました。
これまで70ルクスで良いとされていた「粗な作業」
という枠組みがなくなり、作業面は少なくとも150ルクス以上、文字を読んだりPC作業等については、300ルクス以上が必要になります。
照度が不足していないか心配な箇所があれば、
照度計を利用して照度の測定をしてみることを
お勧めします。
②温度基準
今回の改正で、事務所(空調調和設備を有する室内)
における温度目標が
改正前 17-28℃
改正後 18-28℃
と、1℃だけ下限が上がりました。
③ 便所の設置基準
今回の改正で、新たに「独立個室型の便所」
が法令で位置付けられました。
原則として、これまで通り男性用・女性用の便所がそれぞれ必要数あれば特に問題はありません。
しかし、小規模の事業場(例えばマンションなどの集合住宅の一室)においては、男性用と女性用の
それぞれの便所を用意することが困難な場合がある
ことから、常時10人以内の場合においては、
例外的に独立個室型の便所を設けることで足りる
こととなりました。
他にも、厚生労働省のリーフレットでは、
休養室を設置する際の留意点や、
発汗作業に関する措置の注意点や、
救急用具の常備品目の規定がなくなったこと、
等も分かりやすく記載されています。
今回の改正をきっかけに、一度皆さんの職場環境も
見直してみてはいかがでしょうか。
これからも勉強していきますので、
引き続き今後とも宜しくお願い申し上げます。
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